東大生と聞いてみなさんはどのようなイメージを思い浮かべますか?
・頭が良い
・人生の勝ち組
・エリート、優秀
・官僚コース一直線
など様々なイメージがありますよね。特に東大生=官僚というイメージは多くの人が持っていると思います。実は最近、東大生=官僚という図式が崩壊してきています。何故東大生が違う業種を目指し始めたのか。そもそも、官僚とはどのような仕事をするのか。今回は詳しくお話をしていきたいと思います。大学生のかた、必見です。
官僚ってどんな人たちなの?
テレビドラマやニュースなどで度々耳にする官僚という言葉。みなさんはどのような仕事をしている人たちかきちんと説明をすることができますか?
一般的な人のイメージは
霞が関で働いている人
というイメージなのではないでしょうか。
確かに官僚の多くが霞が関で働いているのですが、それではうまく説明はできていません。ざっくりと官僚について説明すると、
国の予算策定や法律策定に直接関わる業務を行なっている国家公務員
という認識です。
どんな仕事をしているのか?
官僚はどんな仕事をしているのでしょうか?官僚の仕事は配属されている省庁により業務内容が全く変わってきます。主に、国の予算案、政策案、法律案などの策定を行なっています。官僚達が策定した案を元に国会で議論が行われます。そうして日本の様々な政策や法律が決まり、施行されるのです。つまり影の立役者ということですね。
なぜ東大生出身の官僚が多いのか
では、なぜ他の大学生ではなく東大生が官僚になることが多いのでしょうか。その大きな理由の一つは、官僚の試験である国家公務員採用総合職試験の難易度が非常に高いことが挙げられます。
2015年度に官僚試験に合格した割合は、1位の東大が459人で次の京都大が151人となっています。いきなり3分の1ほどの人数に変わります。東大は偏差値でも日本のトップであり、官僚排出者も多いのです。
変わりつつある現状。東大生に異変が・・
東大生=官僚エリートコースは典型的でした。しかし今の東大生は官僚という職業にあまり魅力を感じていないようです。2017年度の志願者数は2万591人と、前年度と比べても6%も減少しました。今後も減少が見られているようです。
なぜ志願者に減少が起きているのか?
一番大きな理由として挙げられるのは、国民からのマイナスなイメージです。官僚は天下りなどで度々ニュースに挙げられます。その度に、国民からひどいバッシングが巻き起こっていることが理由に挙げられているようです。近況で起きた事件としては「森友事件」が記憶に新しいのではないでしょうか。その際も財務省の闇が公に明かされ多くの人が官僚に対してマイナスなイメージを持ちました。
官僚を辞め転職する人も・・・
官僚の仕事は大変な激務です。寝る時間も惜しんで霞が関で日々日本のために働いています。しかし、その割に世間からの風当たりや業務内容にあっていない給料などからキャリア官僚から転職をする人も年々増えているようです。
実際45歳を過ぎて課長になることができても年収1,000万円に届くかどうかと言われています。そのため、キャリア官僚の道を外れて自分で起業を起こす人や大手会社に転職をする人が後を立たないようです。
日本の縁の下の力持ちが消える?
現在の安倍政権は非常に安定していると言ってよいでしょう。景気が悪い時は多くの人が安定した公務員になることを目指します。そのため官僚を目指す人も増えます。しかし、現状の経済の向上が続く限り官僚を目指す人は減少すると思われます。東大という日本屈指の頭脳を持っている人たちが資本社会で活躍することはよいことですが日本の政治の舵を切る人が優秀な人でなければ不安になります。巷でも危惧する声が挙がっている様です。
まとめ
いかがでしたか?東大生が社会に出て日本経済を引っ張っていってくれることはよいことです。しかし、日本という国を引っ張っていってくれる人がいなくなってしまっては少し不安だと思います。私たちの官僚に対するイメージももう一度考え直す必要がある様です。最後まで読んでいただきありがとうございました。このサイトでは大学生に役立つ情報をたくさん紹介しています。よかったら他の記事も読んでみてくださいね。